廃車にした自動車を復元することは可能か?

廃車手続きには解体したという証明書が必要になるものがあります。廃車とはスクラップにしたという証明を以って手続きすることが可能となる制度という側面もあるのです。

それでは一度廃車にした自動車を復元することはできないのでしょうか。もしもその自動車がスクラップになってしまっていたら、それはおそらく不可能でしょう。また仮に主要な部品が奇跡的に無傷であり、高い技術の修理が行えるとしても、やはり復元することは不可能です。自動車のボディーや部品が元通りになったとして、それが以前と変わらず自走可能であったとしても、一度廃車手続きが行われた自動車には、決して同じ内容での登録はできないのです。これがいわゆる永久抹消登録と呼ばれる廃車の制度です。

しかし廃車手続きにはもうひとつ、一時抹消登録と呼ばれるものがあります。これはたとえば海外出張などの理由で、所有している自動車に長期間乗らない人が一時的に廃車手続きを行うことで、自動車保険や税金など、自動車の維持費となる経費を削減することができるというものです。

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また、盗難に遭った自動車についてもこの一時抹消登録を行うことによって、自分が使うことのできない自動車に維持費を払うことなく、しかも無事に戻ってきた場合は再度使用可能にすることができるという制度なのです。
つまり廃車にした自動車であっても、抹消登録の方法によっては復活させることが可能ということです。逆に言うと、廃車にしたあと再度復活させることがあるか否かで、行う手続きが変わってくるということでしょう。

ところで復活が不可能な永久抹消登録ですが、大きな意味ではその自動車が復活していると考えることが出来るかもしれません。自動車はそもそもリサイクル可能な部品が非常に多く、スクラップとなって再利用されるものも多いのです。これは別の自動車としてではありますが、別の意味において復活していると考えることも出来るでしょう。